117:クロス集計(ピボットテーブル)

100:エクセル

Excelでは、クロス集計のことをピボットテーブルと呼んでいるようです。メニューでは挿入タブの左側端に位置している内容です。この機能はとても便利なので、是非とも参考にして、使いこなせえるようにして頂きたいです。まずは、以下のサンプルを開いてください。

表全体を選択

まず、フィールド名称を最上部として表全体を選択モードにしてください。

その状態で、メニューの挿入タブを開きます。左端にあるピボットテーブルを選択して開きます。

すると、ピボットテーブルの作成windowが開きます。テーブルまたは範囲を選択(S)のところは、初めに範囲を設定してあるので、そのままです。

また、◎新規ワークシートか○既存のワークシートか下段で聞いておりますが、特別な場合以外は、◎新規ワークシートを選択したほうが、いろいろやりやすいと思いますので、まずは、新規を選択(デフォルト)で OK ボタンを押してください。

上記のように、左側と右側に表示されました。

左側は、結果を示す部分なので、なにも使うことはありませんが、途中でピボットテーブルの作業を中止したい時には、左側以外の部分をマウスでクリックすれば、何事もなかったことになります。

右側をいろいろ設定することで、自分の目的に合う計算ができるようになります。

単純集計

はじめに単純集計から、やってみましょう。行の中に同じ品番で同じ品名がいくつかあるのがわかると思います。この品番と品名を表示させて、売上高とドル売上高を集計してみましょう。

設定は、以下になります。

商品コード商品名行ラベルのフィールドの中にマウスでドラッグして置きます。(上部の□にチェックを入れても行ラベルに入りますが、これは、確実でないので、マウスを使うのがお勧めです。)

次に売上売上(ドル)を、Σ 値のフィールドの中にマウスでドラッグしておきます。サンプルでは、合計/売上 と、合計/売上(ドル)になっていると思います。この時、数字と違うものが入っている場合には、合計/ではなく、個数/とかなっている場合には合計されなく、数量のカウントとなってしまうので、少し注意が必要です。列ラベルにΣ 値 とありますが、ここは、なにもしなくても入ります。

これが一段階で、ピボットテーブルは、とりあえず完成です。しかし、とっても見にくくて、なんで?と思うと思います。これを、人間が見てわかるように少し表示方法を変更して行きましょう。

最上段にピボットテーブルのデザインのタブがありますので、そこをクリックしてください。

メニューが変わり、小計が一番左側に表示されております。

小計をマウスでクリックして「小計を表示しない(D)」

総計をマウスでクリックして「行と列の集計を行わない(F)」

レポートのレイアウトをマウスでクリックして「表形式で表示(T)」さらに、「アイテムのラベルをすべて繰り返す(R)」を選択してください。実際、今回は、「アイテムのラベルをすべて繰り返す(R)」をやっても変化ありませんが、今後のためにこれは両方押すとイメージしてもらった方が良いです。

結果が、

上記のような形で集計できたと思います。ちなみに表示形式をカンマ”,”にしてあります。

余談ですが、私はこの段階で、シート全体を選択して、値固定してしまうのがいつもの作業です。そして、ソート(並び替え)であったり、式を立てて、別のセルで計算させたりします。

個数を入れる

上記できた表に、個数を入れてみましょう。複数行あるものと、1行しかないものと分かるようになります。

方法は、値固定する前の新しくできた表にセルを持っていくと、右側にまた、設定できる画面が表示されます。今回は、同じ商品名がいくつあるか?を計算してみましょう。その方法は、

商品名をマウスでクリックして Σ 値 のフィールドにドロップすると、文字はカウントできないので、データの個数/商品名 (商品名は表示されてませんが)となります。結果は以下のとおりです。

クロス集計

クロス集計へ進みます。これは、このテーブルのフィールドが複数あるものを縦と横に集計していく機能です。具体的な説明から致します。

今回の表は、得意先A~得意先Fまでに、いぬ、ねこ、さるといったものを販売した金額となっております。単純集計は、販売したもの毎に集計しましたが、これは、どこの得意先に何をいくら販売したかというように2つのフィールドをキーとして集計したいときに使うのがクロス集計です。

具体的にやってみましょう。列ラベルに得意先名をいれると、以下になります。

先ほどと同じように

小計をマウスでクリックして「小計を表示しない(D)」

総計をマウスでクリックして「行と列の集計を行わない(F)」

レポートのレイアウトをマウスでクリックして「表形式で表示(T)」さらに、「アイテムのラベルをすべて繰り返す(R)」を選択してください。

こんな形になりました。数字は、カンマ”,”として見やすくしております。

レポートフィルタ

最近のエクセルでは、3つのフィールドまで取り扱うことができるようになりました。たぶん昔はクロス集計と呼んでいたのが、これができてクロス(2フィールド)ではなくなったから、名称がピボットテーブルに変更になったのかと思います。方法は、

レポートフィルタのフィールドに今回の場合には、製造区分名をドラッグ&ドロップで持ってくると、A1のセルに、抽出用のフィルターが現れるので、ここで、抽出したいものを選択します。上記の例は中国品を選択しておりますが、3つのフィールドに対して、集計(ここでは選択抽出)できるようになりました。この機能は単純集計でも使用できるので、使用用途に合わせていろいろ使ってみてください。

YouTube

117:クロス集計(ピボットテーブル)

コメント

タイトルとURLをコピーしました