151:セルの色を取得する関数(名前定義関数)

セルの色を、数値で示す方法のご紹介です。マクロでセルに色を付けるときに色番号を指定しますが、その番号を調べるの役立つくらいです。

実際、あまり使わないかもしれませんが、名前定義の関数の使い方となりますので、応用がきくと思います。

メニューの数式をクリック

名前の定義を選択

アクティブセルをA1としてください。

A1に入力できる状態にする

ウインドウに、以下を入力

名前 : このセルの色を調べる

範囲 : 変更しないで良いです。「ブック」のまま

コメント : 色の引数は63

参照範囲 : =GET.CELL(63,A1)+now()*0

以下の状況になりましたでしょうか?ポイントはA1にセルがあることです。

OKボタンを押して、新しい名前「このセルの色を調べる」が登録されました。

A1セルになんらかの色をつけてください。

例えば、良く使う黄色にしてみました。

メニューから[数式]→[数式で使用]を選択

数式で使用を選ぶとその下に「このセルの色を調べる」と出てきます。

 「このセルの色を調べる」を選択 

すると、A1には、「=このセルの色を調べる」と、入力されました。

そのまま Enterを押すと、色の数字が出てきます。

黄色の場合には 6でした。

A1で作った名前関数は、他のセルでも使えますので、自分のセルの色を調べるときにどこでも有効です。

他のセルでも試してみてください。

注意)ただし、この式は自動計算してくれません。

色を変えた後、F9を押して再計算しないと数字は変化しません。

それと、範囲をブックとしたので、他のエクセルシートでは動きません。名前を定義するところからやってください。

おまけ

セルの色を今回は、調べましたが、他のセル情報も調べることができるようです。

引数1は

セルの色 63

フォントの色 24

太字かどうか 20

ということです。

フォントの色の場合には、すでに、そのセルには、なんらかの文字が入っているわけですので、A1のままでは困ってしまいます。

調べたいセルの右隣りにフォントの色番号を調べる式を作るとすると、アクティブセルをB1において、

=GET.CELL(24,A1)+now()*0 という式をたてます。もちろん、別の名前、例えば、フォントの色を調べる等を付けてください。

以上です。

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